令和5年11月5日(日)にANAクラウンプラザホテルにて、第33回希翔会総会を開催いたしました。
(以下会長挨拶より)
第33回希翔会総会にご出席いただき、ありがとうございます。
皆様のお健やかなお顔を拝見することができ、感無量でございます。本日は56名の同窓生が一堂に会することが出来ました。同期生が多く参加されている期もあり、同期生の深い絆と、期を超えた同窓生としての絆と、伝統を改めて強く感じております。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックのために、3年前(2020年1月15日に日本での初感染者)の令和2年4月に国は非常事態宣言を発令し、社会生活や日常生活に大きな変化が起こりました。昨年の今頃は、第8波の脅威に身構えていたことを思い出します。
皆様のご家庭での過ごし方や職場での仕事の進め方など、命を守りながら、どう進めるのか手探りの状態だったと思います。特に看護職である私たちは、対象者の命を守ると同時に自分や仲間の命を守っていかなければなりませんでした。「命」を前にやりがいや悔しさなどいろいろな感情を経験されたと思います。
臨床や教育の場では発想の転換により作業システムを改善したり、教育方法を開発したり、行政職では寝る時間もなく働き、気持ちが安らぐ余裕もなかったのではないでしょうか。その中で看護職の素晴らしさを再認識できた方も多くいら
っしゃると思います。
コロナウイルス感染症が今年5月8日より、感染症法の5類に変更したことで、同窓会の活動も少しづつ復活しました。総会の日程が先送りになったことで、同窓会役員の交代ができなかったり、今期の役員も定数が交代出来ず、遺留に同意を得て、本日を迎えています。総会の準備は主に、携帯電話のラインやZoomで会議をしながら進めてきました。
総会で今後の検討議題が出た場合は、令和6年度は拡大役員会を開催して、検討をしていきたいと考えております。加えて会員一人一人のご意見をお寄せいただけましたら、非常に助かります。課題の一つは、第三十二回総会で問題提起をさせていただきました「希翔会だより」の隔年発行について、各期の連絡員さんをはじめ皆様のご意見をいただき、検討を深めていく予定でしたが、頓挫した状態です。
また、役員がワークライフバランスをうまくとりながら、同窓会活動に携われるための方策につきましても、過去のやり方にとらわれず、他組織の活動方法も参考にしながら、考えていきたいと思っています。
総会の時間が非常にタイトで、十分な審議ができないかもしれませんが、どうぞご協力の程よろしくい願いいたします。
さて、同窓会の会員数は、現段階での集計では、3103名です。総会案内を出すことで、会員の皆様の安否の一端が把握できておりましたが、コロナのこともあり、期間が開いたためか、連絡員が明確でなかったり、あて先不明で返送される
ものが約250通ありました。これは、「新」が付く同窓生に多いのですが、ご参加の皆様が他の同窓会員の情報をお持ちであれば、是非、事務局にお知らせください。
これからの同窓会が、同窓生の要望や期待に応じた活動ができ、活気あふれる会になることを目指しています。また、IT時代の同窓会活動を作って若い世代の同窓生にも気軽に参加していただけるようにと思っています。ホームページの充実を図るなど、魅力ある同窓会であるには、何が必要かを模索しつつ進めています。ぜひ、皆様のお考えをお聞かせいただきますようお願いいたします。
今年度、日本看護協会通常総会の会場で「看護職の生涯学習ガイドライン」が公表されました。母校で学ぶ看護学生の方々のモデルと成るべく、私たちも主体的に看護者として生きて、自らの責任を果たしたいと思っております。
今後とも、母校並びに希翔会の発展のために同窓生の皆様のご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。
以上で、ご挨拶とさせていただきます。